消える灯火


第一報を父親から聞いたのは昨日の帰りの電車の中だった。
そこにはメールで一言、「危篤状態。今夜が山かも知れない。」と。


君が始めて我が家に来たのは5年前の冬、凍えるような寒い日。
あれからもう5年。人間で言ったら何歳くらいなんだろうか。
ただ一つ言えることは間違いなく僕よりずっとずっと年上のおじいちゃんで、
ここ最近はどことなくいつもの元気が無く、あんなに素早く動き回ってた姿も
最後に見たのはいつだったか忘れてしまうくらいだったってこと。


「寿命なんだよ・・・」父親は寂しげにそう言った。
むしろこいつは他の奴よりも長生きした方かも知れない。
お前はよくやったよ。でも、どうやらそれももうお終いみたいだ・・・


ということで我が家のインターネッツライフを陰で支え続けて来たパソ2号機の命の灯火が
間もなく消えようとしています。いやあ昼間にmp3のバックアップ取っておいて良かった!!!