気が付けば

無意識のうちに「早いもので」と、昨日とまるっきり同じタイトルを書いていたことに気付く。
そのくらいあっという間に僕の上を過ぎ去っていったこの2005年も残すところあと一日となりました。


僕にとってのこの一年は、まさに「繋」の一文字に尽きるのではないでしょうか。
出会ったすべての人達から感じたそれや、初めての一人旅で参加したapbank fesで感じたそれ。
これほどまでに、人々や身の回りのこととの繋がりを感じた年は今までなかったように思われます。
受験生としての生活も、すべてが順調にいけばあとひと月半ほどで終わり、
また新しい生活が僕を待っています。もちろんそこにあるのは、期待と、それと同じだけの不安。
でも、それら全部をひっくるめて、更に一つ上の自分になれたらいいなと思うのです。


そして2005年を表す漢字に「愛」が選ばれたのも記憶に新しいことでありますが、
まさにその通りの一年だったのではなかったでしょうか。
思えば2005年の元日、年明けの興奮冷めやらぬブラウン管から
流れてきたのは紛れもないそれ、「and I love you」でした。
ふと周りを見回せば愛を歌った曲なんてものはごまんと存在します。
そんな中でもなお彼らは「I love you」と唄い続け、僕らはさらなる愛を求め続けています。
それはやはり、現実の世界が本当の愛とはほとんど対極と言っても過言ではないような
状況にあるからなのでしょうか。
しかし、「愛」という漢字が今年の世相を表す漢字に選ばれたと言うことは、
去年よりは、ほんの少しだけでも人々の心が愛を感じたからなのかも知れません。


こんな風に、来年も、再来年も、少しずつだけでも僕らの心に愛が広がって、その心が一つでも
多く繋がっていけるのだとしたら、それはもしかしたらこの上ない最高な事なのかも知れません。
2006年がすべての人達にとって良い年になりますように。