今、甦る死

FINAL一話目はいきなり古畑らしからぬ話。手毬唄が出てきたり、
長生きのばーさんが出てきたりと、西園寺君も言うように「金田一耕助の世界」まんまでしたね。
そこにちょこっとTRICKテイストも入ってたり。パン工場があるのに鬼切村（＝おにぎり村）て。

それにしてもかなり秀逸な話でした。そりゃよく考えりゃWキャストだもの石坂浩二が
犯人じゃないわけないんですが、途中までそれをほとんど匂わせない展開がさすが。
15年前の事件の推理が飛躍しすぎな感じはしますけど、古畑の推理はいつも飛躍してるので（笑）
多少強引ですけどありじゃないでしょうか。

（ここでやはり薫竹千代日本大使（松本幸四郎）の事件は最終的に被疑者自殺という結末だったことが今泉の口から明かされ、古畑も相当ショックだったことがうかがえる。今回はちゃんと真犯人と対決出来てよかった。）

そしてちゃんと今回は向島君の名前を覚えていた古畑。
コロコロと苗字が変わる彼でしたが無事内田有紀に激似と噂の奥さんとのよりも戻ったようで、
今回はちゃんと最初から最後まで向島でした。ところが向島君、どうやらこの事件を最後に転職するらしいです、
というのが次回への伏線となっていた訳なのね。これはまた次の時に。

そしてついに明かされた古畑の父親の謎。（笑
今まで家族関係に関してはあまり触れられていなかった古畑家の長は実はタヒチの海岸で
椰子の実が頭にぶつかって他界していたことが判明。流石彼の父親と言うべきか何というか。
今まで実際に登場したことがあるのは弟の金四郎だけでしたが、この他にもこのシリーズで
次々と明らかになる古畑周辺の謎。それだけでもうお腹一杯なんですけど。