2018ライブ10選

年々基準がガバガバになりつつも2018年は前年比ほぼ横ばいの(大体)59本のライブ、フェス、イベント、舞台に参加することができました。結局年内には間に合わなかったけど、新しい1年への指標とするべく今年もやります印象深い10本・10組を時系列で振り返るやつ!


1. 3/27 KIRINJI@Billboard Live Tokyo
「【LEMONADE】のセルフカバーをやるらしい」というその情報だけで前日にうっかりチケットを押さえて観に行ったコトリンゴ脱退後の新体制KIRINJI。正直キリンジすらもろくすっぽ聴かずに生きてきた人生であったことを激しく後悔するほど堀込高樹の作家性とメンバーのプレイアビリティの高さにとにかく圧倒されました。最小限のシーケンスを使いながら生バンドで惜しげもなく披露されるRHYMESTERやCharisma.comとのコラボ曲はまさにゴージャスというほか無いし、ときに激しくギターソロを弾き、ときにハンドマイクを持ってキュートな歌と笑顔を客席に振りまく弓木英梨乃というシンガー/ギタリストを間近で目撃できたのは本当に僥倖。件の【LEMONADE】セルフカバーも言うまでもなく白眉な仕上がりでした。


2. 6/16 YANO MUSIC FESTIVAL 2018@日比谷野外音楽堂
実に4年ぶり(!)なヤノフェス。これはもうイベントを一本通しての選出をせざるを得ないですわ。矢野博康という一人のおじさん(失礼)を中心に集まった面々がことごとく自分の音楽的ストライクゾーンに入ってるのもそうだし、イベントそのものを通してとにかく徹頭徹尾多幸感に溢れる素敵な夜でした。このイベント恒例の夜ヒット形式なオープニングは何度でも観たいので是非来年、、、は無理でも2年おきくらいには開催してほしいものですw


3. 6/30 カーネーション日比谷野外音楽堂
こちらは楽曲こそカーネーションの各年代の曲を中心に構成されているものの、前出のヤノフェスのように、ワンマンライブというよりはゲストが代わる代わる出てくるお祭りの雰囲気がありそれもまた楽しさに拍車をかけていたような気がします。カーネーションはこれまで何度かライブも観たことあったけど、流石に森高千里ご本人が歌う【夜の煙突】はアガらざるを得なかったし、岡村靖幸を迎えての掟破りな【あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう】はもうイントロで膝から崩れ落ちました。出演者がほぼ全員オンステージしたオーラスのダメ押し【夜の煙突】はまさに狂熱としか言いようがなくて、自分も必死に踊っていたため終演後はもうヘロヘロになっていた思い出の夜。楽しかったなあ。


4. 7/1 sora tob sakana東京国際フォーラム ホールC
昼夜二公演開催された内の昼公演を見ましたが、まー良かった。生バンドの演奏がキレッキレなのはもはや前提として、それを涼しい顔して歌って踊る彼女たちこそ「怪物」だったのでは。VJの演出との融合もまた一段と格好良くなってたし、アカペラで披露した【蜃気楼の国】から【夏の扉】のイントロへ雪崩れ込む演出がとにかく痺れた。年明けにはまた豪華な出演者と「天体の音楽会」の第二弾も決まっていて楽しみだし、もっともっと売れてステージでのいろんな可能性を見てみたいなと心から思うグループです。


5. 7/28 RANCHO APARTE@FUJI ROCK FESTIVAL 2018
今年のフジロック個人的ベストアクトはこの人達でしょう。打楽器とホーン中心の編成のコロンビアのバンドということで、セッティングの時点でご陽気になること間違いないなと予感していたのですが、一人ずつオンステージしていってグルーヴをどんどこ重ねていく始まり方で予感が確信に変わりました。人力レイブホーン、人力フェードアウトを駆使してラップも飛び出す最早なんでもありのお祭り状態なステージにメロメロになったオーディエンスによる熱烈な盛り上がりによって久々にフェスの昼のアクトでアンコールを見ましたわ(笑)


6. 7/28 MGMTFUJI ROCK FESTIVAL 2018
すし詰めのマーキーでなんとか場所を確保したものの、壁際で振りつける豪雨+屋根から落ちてくる雨水にダイレクトアタックされながらもはや修行のように観ていたMGMTさんです。これはもうねー、今年のフジで一番楽しみにしてたといっても過言じゃなかったし実際演奏はめちゃくちゃ良かったんだけど、それ以上に客席側のコンディションが最悪過ぎてめちゃくちゃ印象に残っているというね。まあそんなのもまた醍醐味ということでいいでしょう。そしてこの後我々の新調した自慢のテントは台風にやられてベッコベコになってしまうのですがそれはまた別のお話…


7. 10/27 Mr.Children@函館アリーナ
久々のキーボード2名体制で改めて「バンド」を強く感じる演奏に、イノセントワールドも名もなき詩も終わりなき旅もましてやエソラもやらないストイックなセットリストという、自分としてはそれでもうお釣りが来るほどの内容だったのですが、とにかく、とにかく席が良かった……(ステージから1桁列目、花道真横のアリーナど真ん中!!)。こんな機会はもう二度とないと、ひたすらJenを目で追っていたら花道にやってくる桜井さんを目で追う他のみなさんと向かい合うような形になって若干のいたたまれなさを感じつつも、しかとその目に焼き付けてきました。はっきり行ってまったく冷静にライブを観られていなかったので、もう一公演観たかったけど今のシステムでは難しいのかなー…


8. 11/18 POLLYANNA@ギターポップレストラン Vol.40
これまで何度となく観てきたPOLLYANNAでしたが、この日はもうぶっちぎりでベストアクト。30分程度の持ち時間にこれまでリリースした曲を総括するように詰め込み、最後に今年リリース予定の新譜からの曲を演奏して帰るという過去と未来のどちらにも自信を感じる天晴なセットリスト。初めて?披露されたと思しきExtendedなアレンジがイントロに施された代表曲【TAKE ME WITH OVERLAND】も大変かっこよかったので、もっと長尺でいろんなアレンジの曲を聴いてみたいとも強く感じたアクトでした。


9. 12/1 THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLSナゴヤドーム
死因:【夕映えプレゼント】と【Trinity Field】で体中の水分がどっか行った。


10. 12/23 私立恵比寿中学幕張メッセイベントホール
正直観に行くまでは2018年年明け早々に開催された「新春大学芸会」をこの10選に選ぶ予定だったのですが、最後の最後に更新して来やがりました。大学芸会名物の曲繋ぎアレンジがもうとにかく楽しすぎたのは「新春〜」もそうだったのですが、その時にも披露された【EBINOMICS】が更にゴージャス感盛り盛りなアレンジと煽りになっており狭い客席でうっかり爆踊りしてしまいましたわ…。「新春〜」では無かったユニット曲のコーナーでは待ちに待ったNONA REEVES西寺郷太氏による曲も披露され、またそれが格好良かったので是非皆様機会があれば聴いてください(謎の宣伝)


おまけ. 10選には入らなかったけどやっぱり印象的だったライブ達。
1.21 東京パピーズ@下北沢/4.29 NEWSPEAK@NAKANOFreshROCKFES./4.29 MASS OF THE FERMENTING DREGS@NAKANOFreshROCKFES./7.1 POINT HOPE@神楽坂/7.1 CHIIO@神楽坂/7.28 SKRILLEX@フジロック/7.29 ANDERSON .PAAK@フジロック/8.7 スネオヘアー@渋トロ/8.17 Cornelius@ソニマニ/8.17 電気グルーヴ@ソニマニ/9.15 RHYMESTER@New Acoustic Camp/9.15 チャラン・ポ・ランタン@New Acoustic Camp/9.22 私立恵比寿中学@ちゅうおん/11.18 辻林美穂@ギターポップレストラン/12.16 Kis-My-Ft2@東京ドーム